029-わいわいがやがや出産
           2016 029
出産で入院していたときの記憶
それはそれは 楽しかった!
なぜなら ワイワイがやがや
たくさんたくさん コミュニケーションできたから

わたしは 自分の子どもを産んだときには 6人部屋に入っていました
初めてで慣れないことばかり
授乳 ゲップ おしめ変え 体重測定
簡単なようで それはそれは手間がかかります

そして1時間も経たないうちに
お腹がすいたーと 再び泣きはじめる・・・昼夜関係なく
結局は病室よりも
授乳室 新生児室 木浴室で 過ごす時間の方が長いのです!

授乳中は 他のお母さんと 出産経験を語り合いながら
互いの赤ちゃんをいたわって
「あっ目が少し空いた?!」「手をしっかり握ったよ!」などと
声を掛け ワイワイがやがや サロンの雰囲気
そして 互いに分からないことを教え合いながら 過ごしました

子育てのことを中心に 会話は絶えませんでした

元気によく泣く赤ちゃんは 気がついた人が抱っこして
声を掛け合いました
また おむつ替えの方法や ウンチの色具合も
みんなで様子を見合いました
ベテランお母さんは それはそれは 頼りになりました

あぁ これはそんなに気にしなくていいんだ!
はぁ これは見落としそう 気を付けないとね!
日々些細なことの積み重ねでしたが そこで得たものは とても大きかった

ワイワイがやがやはたのしいけれど 授乳は 正直言って休みなし
心身ともに休息できる 時間と場所も必要でした
1日に3~4時間でいい
でも 個室である必要性は全くなかった

わたしが過ごした6人部屋は ひとりでいたい 休みたい人は
カーテンを閉めることで 暗黙の了解
そのときは 互いに干渉しない・・・
そのことだけで 十分でした

こうして 大部屋や授乳室で
他のお母さんたちと それとなく一緒に過ごすことで
人それぞれの家庭があり 親子関係があり
子育て環境があることを 肌で感じました

そして 互いの立場を共有することで
退院後の 心構えが 少しづつできていきました

個室化が 主流になってきているようです
母子同室の意義は 大切なこととして
ワイワイがやがや過ごした あのコミュニティーが 失われないよう
そんな居場所も大切にしてほしいな と思っています


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